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センス オブ ワンダー...かけがえのないもの

Sencewonder

今日はレイチェル・カーソン生誕100年の日です。
1962年「沈黙の春」で、環境破壊の実態を訴え、
その後の各国の環境対策へ多大な影響を与えた生物学者です。
「沈黙の春」を書き終えた後、子どもと子を持つ親に向けて書かれたのが、
「The Sense of Wonder センス オブ ワンダー 」です。
1991年に日本語版が出版されて、私のものが1992年第7刷めです。
80年代に「生命の神秘」という、たしかディズニー製作のドキュメンタリーを見て衝撃を受けた私にとって、この本は感性にぴったりとはまるものだったように思います。
こんな風にどっぷりと自然の中でという風にはできませんでしたけど、
娘が3歳の時に引っ越した家は子どもが遊ぶには十分な庭があり、
古い家でしたので木々も育っていて、サンルームのガラス張りの屋根からは、
お月様も、雨が流れていく様子も見えました。
床下で生まれた子猫を娘が誘拐?してとうとう猫を飼う事になり、
その猫がまた子を産み、娘は出産に立ち会いました。
母猫はまさにハンターで、ひよどりやとかげ、ねずみさんが犠牲になりました。
娘はその度に埋葬係でした。
夏が近づくと必ず現れるやもり。植木鉢の下のみみず。
草の間を猫から逃げるとかげ。
そして夜になって、小鳥達のために置いてあるりんごやみかんをこっそり食べにくるのはタヌキでした。
しばらくしてタヌキが来なくなって現れたのは、ハクビシンでした。
そんな数々の楽しみや驚きを与えてくれた家が取り壊されることになり、
引越しを余儀なくされた私達。
でも、3歳から11歳という時期をあの家で過ごせた事はラッキーでした。
私の持論ですけど、人は自然と人から学ぶのだと思います。
芸術家も科学者も自然から学ばなかった人はおそらくいないでしょう。
レイチェル・カーソンの視点はやさしい。
いつもかけがえのないものにその目はそそがれています。
こんな素晴らしい人がガンにおかされ、56歳という若さで逝ってしまったなんて、、、
彼女の遺作ともいえる「センス オブ ワンダー」は
親になる人にプレゼントしたい本です。

「happy birthday COCO」(ONEONES著)は、娘のバースデイプレゼントにした本。
過ぎていく時間、積み重なって行いく時間。
かかわりを持つという事が、かけがえのない関係を築いていく。
犬のココの1年がやさしい絵で描かれています。

「月のオペラ」(ジャック・フレベール作 ジャクリーヌ・デュエム絵)は、
詩のようなスタイルの絵本。
最後はこんなことばでくくられています。
『わたしたちは おつきさまに かえることにするよ
 このちきゅうが あたらしい ちきゅうになったら
 また あそびにくるからね』

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