カテゴリー「Art」の記事

1年後の大竹伸朗

Otakeshinro

大竹伸朗・全景展に行ったのは、昨年の12月22日でした。
図録を予約して帰り、約1年。
あれから何度も出版社からおわびのお便りをいただきました。
そして12月1日、届きました。
重さ6Kg、厚さ約10cmの豪華版。DVD付き。
たぶん、7,500円くらいだったと思います。出版社に同情。
見応えあります。


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感動する幸せーオセロー

土曜日、とっても久しぶりに蜷川さんの舞台を見に行きました。
私が蜷川作品と玉三郎さんの舞台に引き込まれたのは、20代の頃。
蜷川作品は平幹二郎さん、太地喜和子さん、朝丘ルリ子さんの時代。
玉三郎さんは30代で、色々な作品に取り組まれていた時代でした。
この20代〜30代にかけては、私にとって芸術の黄金期でした。
娘を産んでからはあまり出かけられず、せいぜい子どもと一緒に見れるミュージカルやシルクドソレイユでしたけど、今回の「オセロー」は彼女の憧れの蒼井優さんが出演。本物が見れるというだけで娘は大喜びでした。
私にとって蜷川作品を見る事は、朝倉摂さんの美の世界を体験することでもあったので、シェイクスピアの舞台は新鮮でしたし、まさに芝居そのものという感じでした。
二人とも後半はボロボロ。最近泣けないと言っていた娘も涙がとまりませんでした。
「あ〜、いいよね〜感動するって!」、劇場を出た娘は溜め込んだ感動をはきだす様に言いました。
なによりこの言葉が私を喜ばせてくれました。
来月はインバル・ピント・カンパニーを見ようとチケットを購入して出たら、稽古場の前の通路に衣装を着けた青年が、、、今大人気の小栗旬さんでした。
来月上演される「カリギュラ」に主演なんですね。
蜷川さんの今日の舞台挨拶がなかったのは稽古中だったからなんですね。
何十年も休む事なく駆け抜けて行く蜷川さんの仕事ぶりには圧倒されます。
「カリギュラ」の後は「リア王」、「身毒丸」と刺激的な作品が続きます。

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金刀比羅宮書院の美

昨年見た圧巻のプライスコレクションの感動を再びと、
芸大美術館へ昨日行ってきました。
讃岐の金刀比羅宮にある表書院と奥書院を彩る、応挙、若沖、岸岱、丹陵。
お目当ての若沖は、奥書院の上段の間。
6畳の小さな空間を取り囲む若沖の花々。
虫食いの穴や枯れた部分の描写など、若沖らしい。
襖絵以外は高性能のプリンターによるコピーというのが残念。
建築物の一部であることを思えば仕方ないけど。

プライスコレクションで若沖に魅せられた娘はがっかりしていたけど、
私は岸岱の菖蒲の間に魅せられた。
群蝶図の本物が見たい。
今度の新年の旅も讃岐にしようかなどと、考えながら。

出口の手前には小さな犬の置物が。
なんと「こんぴら参り犬」なるものが昔はあったそうで。
遠い東国から飼い主にお賽銭を託され、
首から袋をさげて、讃岐方面への旅人にあずけられたそうです。
おそらく人から人へと託され、旅をしたのでしょう。
無事に帰り着いた犬はどれくらいいたのか、
どんな旅だったのか、どれくらいかかったのか。。。

犬と言えば、昨夜アニマルプラネットで、アメリカの刑務所内で行われているHITプログラムという犬の訓練の模様を見ました。受刑者が捨てられた犬を里親がみつかるように訓練するプログラムは良く知られていますが、このHITプログラムは、飼い主からしつけを託されるものなので、到達目標は犬によって様々です。どちらの場合も、犬にとってもいいものですが、訓練する受刑者たちが愛する事のすばらしさを体感し、社会復帰への道を開拓しているところがすばらしい。

日本でもこういう取り組みをして、
処分されていく犬たちの生きる権利を見直して欲しいものです。

Swimmingdogs

追記:同時開催の広重の江戸百景は見応え十分。
閉館時間がせまっていて、ゆっくり見れなくて残念でした。
芸術としても、史的資料としてもすばらしいものでした。
        

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なんて美しい世界!ーグレゴリー・コルベール

Gregorycorbert1

東京テレポートの駅を出ると、
コンテナがブロックのように積まれたノマディック美術館。
坂茂によるこの移動美術館は、
レンタルコンテナとリサイクル可能な材料でつくられている。

神殿のような内部は心地よい暗さで、
和紙に刷られたアンバーとセピアの色調が、
写真というよりはデッサンのような印象。

とにかく美しい。
心が長いこと失っていた落ち着きを取り戻して行くかの様に、
静かな美しさに見るものの足をとどめる。
まさに神秘的な美を味わうよろこび。
瞑想の末におとずれる満足感のような。

特大のスクリーンが3カ所にあって、
たくさんの人が立ちすくしていた。
水中でたわむれるくじらとひと。
美しい動きは極上の舞いを見ているよう。

今まで娘といろんなアーティストの作品を見て来たけれど、
こんなに私の手を握り、
じっと見つめ続けるこの子の様子は初めてかも。
いつも先へとせかすのに。
伊藤若冲いらいかもしれない。
すばらしい芸術をシェアしているっていい感じ。
だからシルク ド ソレイユも毎回行ってしまう。

大きな空間をさりげなく仕切っている布もすてき。
これも写真集などに使われているハイビスカスで染めたものなのか、
とっても美しくてどんどん近づいたら、
後ろから娘にひっぱられた。
あの薄さはシルクかな。。。きれいだった。

Gregorycorbert

イタリアの工房でつくられた本当に美しい装丁の写真集。
DVDのケースも、他のものも購入欲を刺激するものばかり。
そんなに安売りすることないんじゃないとも思ったけど、
写真集(¥16800)にDVDとノートとポスターがついてくるキャンペーン中だそうで、
家計もかえりみず、、、です。
私にとっては、十分な価値のあるお買い物でした。
DVDは本当にすばらしい。
音楽はおもにマイケル・ブルックが担当しているよう。
おそらくピーター・ガブリエルのリアルワールドで製作されたのでは。

GW中は小中学生は無料です。
自然にリスクを与え続ける人類へのメッセージともとれる作品たち。
長い時間をかけて創りだされてきた
ひとりのアーティストの視点に私達のピントをあわせることで、
芸術が持ち得るパワーの深さを感じる事ができると思います。
未来を担う子どもたちにぜひすばらしい体験を!

gregory colbert ashes and snow

the nomadic museum odiba,tokyo
~june 24,2007

Nomadicmuseum

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