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イラクへ生活支援を!

夏休みにイラクからイブラヒムさんという方が来日され、広島と東京の2ヶ所でお話を聞きました。

何度かブログでも触れてきましたが、「発信する子どもたち」の医療支援はJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)を通して行われています。
イブラヒムさんは、JIM-NETのスタッフとして危険すぎて誰も行かない空港へ薬を受け取りに行ったり、町の薬局で薬を買ったり、また元教師というキャリアを活かして院内学級を開いたりしています。

現在のイラクは地域によって多少の違いはあるものの、誘拐や殺人、テロも多発する極めて危険な状況です。
そのうえ、電気は1日に1~2時間、きれいな水はとても高く、ガソリンは高騰し、しかも長時間並んでも僅かな量しか買えません。仕事が無いうえ、戦争やテロで働き手を失った家族も多く、イスラム社会では女性が働くことは認められませんから、10代のまだ幼い男の子が荷物を運んだりして僅かなお金を得ているようです。

イブラヒムさんはイラクの南部バスラに暮らしています。
劣化ウラン弾の攻撃がひどかった地域です。
世界の平均的なアベレージから推測される子どものガンの発症率は30人くらい。
しかし、JIM-NETが把握しているガン・白血病の子ども達はなんと700人以上です。
劣化ウラン弾の影響であることを誰もが想像できる数値です。

Doaflower  Iburahimdoa

イラクの子ども達もとてもすてきな絵を書きます。
治療中の彼女は花の絵をたくさんかいています。
しかし、ガンの進行は早く、この写真の数日後に亡くなったそうです。

多くの人がその日を暮らすのにせいいっぱいなイラクで、
子どもが病気にかかった場合、親はどれくらいの事ができるでしょう?
病院に連れて行きたくても、ガソリンが手に入らない。
タクシー代が払えない。他の子ども達の世話は?
遠い病院でつきっきりで看病できる環境ではありません。
たとえ治療を受けられたとしても、再発の危険性が遠のく5年という月日を
フォローアップし続ける事は不可能に近い状況です。
そして、恐ろしい事に医師が脅迫され、誘拐、殺害されるというイラク。
人材不足も深刻です。
何もかも病気の子ども達にとって、あまりにも不幸な状況です。

しかし、100ドルあれば病気の子どもを持つ家族を最低限ですが支える事が出来ます。
そして、治療が受けられれば多くの子ども達が助かる可能性があるのです。
ATRAという薬を使用した場合、その生存率は80%です。
使用しなかった場合は20%だったそうです。
JIM-NETの医療支援は、バスラの白血病とガンの子ども達の8割に届けられています。
しかし、よりたくさんの子ども達が治療を始め、治療を続けるためには、
生活支援が必要です。

私達はこのような事態になることを予測していたと思います。
イラクの普通の人々が9.11に直接関係ないことも知っていました。
戦争になれば、普通の人々から被害が出る事も...
私達は力を尽くして戦争を止めようとしたでしょうか?
そして、劣化ウラン弾が何からできているかを考える時、
毎日使っている原発から生み出されるエネルギーを連想する人は少ないかもしれません。

イブラヒムさんと一緒にお話してくださった「六ヶ所村ラプソディー」の監督、
鎌仲ひとみさんに、娘が六ヶ所村に言ってみたいと言ったら、
「子どもは行かない方がいいと思う。」と、
たぶんそうだろうと思っていた私も一瞬ぞっとする答えが返ってきました。

私達は放射能のおそろしさをなんとなくであっても知っているにも関わらず、
原発からでる使用済み核燃料についてあまりにも無防備、無関心。
鎌仲さんは「私も加害者だった」とイラクの取材で感じられたそうです。

想像してみてください。もし、自分がイラクのバスラに暮らしていたら、
病気の子どもを守ってやれない苦悩を、想像してみて下さい。

Cafeslow3
イブラヒムさんとJIM-NET事務局長佐藤真紀氏とイラク医療支援のラナちゃんバッグ

「学ぶことは心に翼をもつこと」でもこのイベントの報告をしています。
http://blog.livedoor.jp/manabukokoro/archives/54798806.html

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